今度、世界遺産「クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街」に行くことになった。どんなところか概要がしりたい。
世界文化遺産「クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街」(Collegiate Church, Castle and Old Town of Quedlinburg)の基本情報や登録基準をについて書きます!
クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街の基本情報
この世界遺産の概説が知りたい。
世界遺産の概要
UNESCOのサイトには次の概要がある。
旧東ドイツ南東部ザクセン地方に位置する都市。10世紀ごろには東フランク王国時代の首都となり、中世から交易都市として繁栄した。旧市街には木造軸組の美しい建物が数多く残り、中世ヨーロッパの典型的な街並みを偲ばせる。なかでも、聖セルバティウス教会は重厚なロマネスク建築様式の傑作とされている。
Source: NFUAJ Description is available under license CC-BY-SA IGO 3.0
ウィキペディア
クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街について次のように説明されています。
クヴェードリンブルク (Quedlinburg) は、ドイツ、ザクセン=アンハルト州の都市。ハルツ山地の北東に位置し、ボーデ川が流れる。1994年に世界遺産(文化遺産)に登録された。人口は約24,000人。
Google Map – クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街
ドイツのハルツ山地の北東ザクセン地方に位置する。(経度:11.15 緯度:51.78333)
ドイツにある文化遺産。10世紀ごろには東フランク王国時代の首都で、1300棟以上のロマネスク様式の美しい建物ファッハヴェルクハウス(木組みの家)や、グリュンダーツァイト時代(泡沫会社乱立時代)やユーゲントシュティール時代の邸宅が今なお残り、ロマネスク街道の秘都となっている。
世界遺産の登録基準
登録されたのはいつ?
1994年に世界文化遺産として評価される
クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街は、1994年に文化遺産としてユネスコに登録された。現在、危機遺産には登録されていない。
世界遺産への登録基準
クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街は、登録基準(iv)に基づいて世界文化遺産に登録された。
(iv):人類の歴史上において代表的な段階を示す、建築様式、建築技術または科学技術の総合体、もしくは景観の顕著な見本。
ユネスコの評価コメント
Criterion (iv): Quedlinburg is an outstanding example of a European town with medieval foundations, which has preserved a high proportion of timber-framed buildings of exceptional quality.
出典元:UNESCO/WHC – Collegiate Church, Castle and Old Town of Quedlinburg
中世の基礎を持つヨーロッパの町の優れた見本であり、並外れた品質の木骨造りの建物が旧市街を魅了する。
世界遺産のSNS情報
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クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街のYouTube関連ビデオ
クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街に関連する「YouTube」からホットなビデオや動画をリスト。
クヴェトリンブルクユネスコ世界遺産の町のウォーキングツアー
ドイツ クヴェルトリンブルク
Collegiate Church, Castle and Old Town of Quedlinburg (UNESCO/NHK)
クヴェトリンブルクの旧市街-ユネスコ世界遺産
参照元: YouTube
ドイツの歴史
この世界遺産があるドイツについて知りたい。
ドイツの主な出来事
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紀元前1000年ハルシュタット文明ケルト系民族によってドナウ川流域にハルシュタット文明と呼ばれる鉄器文明が栄えた。
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紀元前51年ローマ帝国に溶け込むガイウス・ユリウス・カエサルのガリア遠征などを経て、ゲルマン人は傭兵や農民としてローマ帝国に溶け込んでいった。
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83年ローマ帝国内の北部と南部の境界ドミティアヌス帝がリメス・ゲルマニクスの建設を打ち出し、マイン川からドナウ川へとつながる長城が建設された。これにより、ローマ帝国内にあるドイツ南部と、外にあるドイツ北部に境界が引かれた。
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843年東フランク王国の誕生ローマ帝国の解体と共に、375年には西ゴート族が黒海沿岸から西部へ移動。476年に西ローマ帝国が滅亡し、現ドイツ領土では、アウストラシアがライン両岸を占めた。843年にヴェルダン条約によってフランク王国が三分割され、現在のドイツの原型の東フランク王国(橙色)が誕生した。
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962年神聖ローマ帝国の形成東フランク王国の国王オットー1世(ザクセン朝)はアウグストゥス(古代ローマ帝国皇帝の称号)を得て、神聖ローマ帝国と呼ばれる連合体を形成した。
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1667年ドイツ国の名称
皇帝マクシミリアン1世のとき、「ドイツ国民の神聖ローマ帝国」と国名を称し、宗教改革において争いが勃発。三十年戦争では、多くの町が破壊され、1600万人いたドイツの人口は600万人に減少したといわれる。1667年にドイツ国という名称となる。
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1918年プロイセン王国のドイツ帝国
フランス革命の動乱は全ヨーロッパに波及し、ドイツもナポレオンの侵略を受ける。ドイツは帝国の枠内で国家統一を目指す。ホーエンツォレルン家(プロイセン王国)とオーストリアのハプスブルク家はドイツ統一を争った。勝利したプロイセン国王ヴィルヘルム1世は、ドイツ系オーストリアを除くドイツ帝国を創建しベルリンを首都とした。ヴィルヘルム2世の治世では、イギリス・フランス・ロシアと対立した。1918年には戦力の限界とドイツ革命の勃発によってヴェルサイユ条約に調印し帝政も終了した。
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1930年代ナチスドイツの大頭ドイツは共和国として再出発したが、ヴェルサイユ条約がドイツに課した巨額の戦争賠償は経済や政治に悪影響を与えた。1923年夏には1ドル=110万マルクというハイパーインフレに陥った。1930年代の世界恐慌がさらに追い打ちをかけた。経済の破綻を背景に国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)が台頭した。
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1945年ドイツは第二次世界大戦で無条件降伏1933年にヒトラーが首相に任命されると、ナチ党一党独裁体制を築き上げた(ナチス・ドイツ)。ドイツは1939年9月ポーランドへ侵攻し、第二次世界大戦が始まった。1945年4月30日にヒトラーが自殺し、ドイツ軍は無条件降伏を行った。
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1949年東西分断国家の誕生
1945年6月5日のベルリン宣言により、アメリカ、イギリス、フランス、ソビエト連邦の4か国による分割占領が開始された。西側連合国とソ連の占領地域は分断を深め、西側連合国の占領地域は1949年、ボンを暫定的な首都とするドイツ連邦共和国(西ドイツ)に、ソ連の占領地域はベルリンの東部地区(東ベルリン)を首都とするドイツ民主共和国(東ドイツ)として独立し、分断国家になった。冷戦の時代を通じ、東西ドイツは資本主義と共産主義が対立する最前線となる。1961年にベルリンの壁が構築された。
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1990年10月3日ドイツの再統一1989年、ソビエト連邦のペレストロイカに端を発した東ドイツの民主化運動(東欧革命)をきっかけにベルリンの壁が崩壊。翌1990年10月3日に、ドイツ連邦共和国がドイツ民主共和国を吸収・併合し再統一となった。首都もボンからベルリンへと戻された。
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ウィキペディアの概要
Wikipediaを見てみると、ドイツの記事があります。
ドイツ連邦共和国(ドイツれんぽうきょうわこく、独: Bundesrepublik Deutschland)、通称ドイツ(独: Deutschland)は、中央ヨーロッパ西部に位置する連邦共和制国家。首都および最大の都市(英語版)はベルリン州。南がスイスとオーストリア、北にデンマーク、西をオランダとベルギーとルクセンブルク、東はポーランドとチェコとそれぞれ国境を接する。
出典元:ドイツ – Wikipedia
ドイツの他の世界遺産
ドイツにあるクヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街以外の世界遺産リストは次の通り。
- 文化遺産: Aachen Cathedral (1978年)
- 文化遺産: Speyer Cathedral(1981年)
- 文化遺産: Würzburg Residence with the Court Gardens and Residence Square(1981年)
- 文化遺産: Pilgrimage Church of Wies(1983年)
- 文化遺産: Castles of Augustusburg and Falkenlust at Brühl(1984年)
- 文化遺産: St Mary’s Cathedral and St Michael’s Church at Hildesheim(1985年)
- 文化遺産: Roman Monuments, Cathedral of St Peter and Church of Our Lady in Trier(1986年)
- 文化遺産: Hanseatic City of Lübeck(1987年)
- 文化遺産: Palaces and Parks of Potsdam and Berlin(1990年)
- 文化遺産: Abbey and Altenmünster of Lorsch(1991年)
- 文化遺産: Mines of Rammelsberg, Historic Town of Goslar and Upper Harz Water Management System(1992年)
- 文化遺産: Maulbronn Monastery Complex(1993年)
- 文化遺産: Town of Bamberg(1993年)
- 文化遺産: Collegiate Church, Castle and Old Town of Quedlinburg(1994年)
- 文化遺産: Völklingen Ironworks(1994年)
- 自然遺産: Messel Pit Fossil Site(1995年)
- 文化遺産: Cologne Cathedral(1996年)
- 文化遺産: Bauhaus and its Sites in Weimar, Dessau and Bernau(1996年)
- 文化遺産: Luther Memorials in Eisleben and Wittenberg(1996年)
- 文化遺産: Classical Weimar(1998年)
- 文化遺産: Museumsinsel (Museum Island), Berlin(1999年)
- 文化遺産: Wartburg Castle(1999年)
- 文化遺産: Garden Kingdom of Dessau-Wörlitz(2000年)
- 文化遺産: Monastic Island of Reichenau(2000年)
- 文化遺産: Zollverein Coal Mine Industrial Complex in Essen(2001年)
- 文化遺産: Upper Middle Rhine Valley(2002年)
- 文化遺産: Historic Centres of Stralsund and Wismar(2002年)
- 文化遺産: Town Hall and Roland on the Marketplace of Bremen(2004年)
- 文化遺産: Old town of Regensburg with Stadtamhof(2006年)
- 文化遺産: Berlin Modernism Housing Estates(2008年)
- 文化遺産: Fagus Factory in Alfeld(2011年)
- 文化遺産: Margravial Opera House Bayreuth(2012年)
- 文化遺産: Bergpark Wilhelmshöhe(2013年)
- 文化遺産: Carolingian Westwork and Civitas Corvey(2014年)
- 文化遺産: Speicherstadt and Kontorhaus District with Chilehaus(2015年)
- 文化遺産: Caves and Ice Age Art in the Swabian Jura(2017年)
- 文化遺産: Naumburg Cathedral(2018年)
- 文化遺産: Archaeological Border complex of Hedeby and the Danevirke(2018年)
- 文化遺産: Water Management System of Augsburg(2019年)
クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街のまとめ
ドイツのクヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街の世界遺産について良く学べました。ドイツのハルツ山地の北東ザクセン地方に位置し、1994年に、登録基準(iv)に基づいて、文化遺産として登録された。旧市街には木造軸組の美しい建物が数多く残り、中世ヨーロッパの典型的な街並みとなっている。
10世紀ごろには東フランク王国時代の首都で、1300棟以上のロマネスク様式の美しい建物ファッハヴェルクハウス(木組みの家)や、グリュンダーツァイト時代(泡沫会社乱立時代)やユーゲントシュティール時代の邸宅が今なお残り、ロマネスク街道の秘都となっている。